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恵那山麓の草花

恵那山麓の草花

JAひがしみの管内で最高峰の恵那山は標高2,190m。恵那山麓は南方系植物の北限と北方系植物の南限と言われ、豊かな植生を持っています。山麓に自生する草花を紹介します。

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ハ行
ハルトラノオ【タデ科】

 早春、陽だまりでは、小さな花達が顔をのぞかせます。
 この花もその一つで、春一番に咲く。と言う事で、イロハ草とも呼ばれています。太い根が横にはって、ブロックを作っているので、小さな草でも、見落とす事はないでしょう。

ハルリンドウ【リンドウ科】

 春先枯れ草の中から、他の野草に先立って咲き出します。 コバルト色の愛くるしい花、清楚なパステルカラーの茎と葉は、春を迎えて、これからの希望を表しているようです。
 根生葉があり、類似のフデリンドウとはすぐ見分けられます。

ヒキオコシ【しそ科】

 日当りのよい山野に生える多年草です。茎は四角で細かい毛が下向きに密生し、草丈は1mくらいになります。
 枝先や、葉の脇に円錐形の花穂を出し、薄紫色の小型の花を多数つけます。花の形はくちびる形で花の外へめしべとおしべが突き出ます。
 名は、苦い葉が死にかかった人を引き起こすほどの薬効があると言われることからつき、別名「延命草」の名もあります。

ヒメカンアオイ【ウマノスズクサ科】

 樹の下などに生える常緑の越年草で花期は秋から冬です。
 花は柄を伸ばした葉の下にかたまって埋まっているように咲きます。 鐘形で花筒が暗紫色の目立たない色をしているので、その気になって探さないと見失ってしまいます。葉の形が葵(アオイ)に似ていて(カンアオイ)より小形なので(ヒメ)の名が始めについています。
 カンアオイはギフチョウの幼虫が食草にする植物です。

フクジュソウ【キンポウゲ科】

 日本名は福寿草と書き、めでたい花なので、広報誌の増刊号を飾るのにふさわしい草花です。3月に上矢作の自生地で撮影しました。
 最初、りん片葉に包まれたフキノトウのような芽が出ます。後に開く花は黄色で金属光沢があり、陽があたると開き、雨の日や夜は閉じます。

フタリシズカ【センリョウ科】

 山地の林のヘリなどに生える多年草です。普通穂状に2本の花序を伸ばし白く丸い小花をまばらにつけます。
 花には萼も花弁もありません。白く見えるのは雄しべの花糸などです。夏から秋にかけて閉鎖花をつけます。
 葉は対生で上部に4枚集まり輪生に見えます。名の由来は、謡曲の「二人静」にちなみ源義経の愛妾、静御前と静の霊につかれた茶摘女の艶美な舞を想像してつけられたものです。
 ヒトリシズカによく似ていますが、花の形や咲く時期で見分けられます。

フモトスミレ【スミレ科】

 春になると、多くのスミレが咲きはじめます。
 林内や林のへりにはえ、葉はハート型にちかく、表面は緑色で脈にそって白い斑(ふ)があり、裏面は紅紫色を帯びるので、葉を見ればすぐわかります。
 花は白色または紅紫で、全体に小さいので、見逃さないよう足もとをよく見てください。

ベニバナボロギク【キク科】

 道端や、空き地でみられる大きな草。 葉が大きく草丈80cmくらいになります。花色のオレンジはなかなかきれいで、原産地アフリカを感じさせます。50年ほど前に九州で発見され日本を北上中。
 よく似た姿で花の黄色いものはダンドボロギクでこの花より少し遅れて咲き出します。

ホシクサ【ホシクサ科】

 水田や湿地に生える1年草です。稲が実り始める頃、ロゼット状に開いた葉の中から細い花茎を伸ばし、茎の先に小さい卵球状の白い花が点々と咲きます。うろこ状に重なった花の内側に、雄花は少し、雌花はたくさん付き、「ヤク」は白色です。
 星をちりばめたような花姿はとても愛らしく、付けられている名にうなずけます。水玉に見立てた呼び名「水玉草」もあるが、別種「アカバナ科」に同名のものがあります。

ホトケノザ【シソ科】

 冬の間につぼみを準備し春の訪れと共に花を咲かせる小形の多年草です。
 四角形の茎は下部で多数枝分かれしてむらがります。柄のある葉は下部につき上部の葉には柄がなく、2枚が向き合って茎を抱きます。葉の基部に紅紫色の唇形の可愛い花が輪生状につくが一部閉鎖花もあります。
 名の由来「仏の座」は葉を台座に花を仏様に見立てたものです。春の七草の中の「ホトケノザ」はキク科のコオニタビラコで本種は食用にはなりません。