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恵那山麓の草花

恵那山麓の草花

JAひがしみの管内で最高峰の恵那山は標高2,190m。恵那山麓は南方系植物の北限と北方系植物の南限と言われ、豊かな植生を持っています。山麓に自生する草花を紹介します。

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マ行
マキノスミレ【スミレ科】

 本種は(シハイスミレ)の変種として区別されています。東日本側に多く分布すると言われますが、恵那山麓の林縁や山路でも見ることができます。シハイスミレより花は小さく、濃い紅紫色で距も細長いが、葉は光沢があって細く、根元より斜め上に伸びることで見分けられます。
 日本には沢山のスミレの種類がありますが、どんな形で対話しても優しくほほ笑みかけてくれるこの小さな仲間には、脱帽です。もっと子ども達にも親しませたいものです。

マツムシソウ【マツムシソウ科】

 日当たりの良い草地に生える越年草です。
 高原に秋を知らせる青紫色のたおやかな花は日本特産種ですが、最近は西洋マツムシソウも多く輸入されています。
 細かく裂けた羽状の葉が向き合って付き、葉の付け根から花茎を出して小花を集め、1つの花を作ります。小花は筒状で中は小さく4つに裂け、周りの花は5つに裂けて、大きく伸びた下の3片が縁を飾ります。
 青空の下で風に揺らぐ花は群がって咲いていても、どこか寂しさを漂わせます。

ミスミソウ【キンポウゲ科】

 本州中部地方以西と北九州の山地に生える多年草です。葉はすべて根生葉で束生し越冬する2年草です。春の訪れと共に、いち早く白い愛らしい顔をのぞかせますが、この白い花弁に見えるものは、萼片で花弁はありません。萼片に見える3枚は苞です。葉は三角形で3個に分かれ、葉先の鋭角のものをミスミソウ、丸いものをスハマソウと区別されています。恵那山麓では自生地は1カ所しか見つかっていません。「取っていかないで!」と心から願っています。

ミヤマセントウソウ【セリ科】

 木々がまだ芽吹く前、3月の終わりから4月の初旬に林の中や谷川沿いを歩くと、緑あざやかなかたまりを点々と目にすることがあります。それがミヤマセントウソウです。
 日本全国に分布するセントウソウの一変種で、葉の裂片が特に細かくなったもの。見るからに繊細な植物です。中部地方より西に生えます。