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恵那山麓の草花

恵那山麓の草花

JAひがしみの管内で最高峰の恵那山は標高2,190m。恵那山麓は南方系植物の北限と北方系植物の南限と言われ、豊かな植生を持っています。山麓に自生する草花を紹介します。

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ナ行
ナギナタコウジョ【シソ料】

 麓の陽の当たる林縁でよく見かけます。花穂が反って薙刀のように見え、香気があります。
 冬になっても枯れたままの姿で残っていることがあります。しそ科の植物は茎の断面が四角く、多くは香りがあります。
 花期は9月〜10月頃、草丈は 40〜70cmです。

ナンバンキセル【ハマウツボ料】

 ススキやミョウガの根に寄生して咲く花で、葉も茎も見えません。筒形で、先が5つに裂けた紅紫色の花が1つ横向きに咲きます。
 ガクは舟形で先がとがり、黄褐色で紅紫色のすじが花柄まであります。名はキセルに似ることから付けられているが、ススキの陰で首を傾け物思いにふけっているような姿に「思い草」の別名があり、名付けた万葉人が偲ばれます。
 根に寄生されたススキは穂が出ません。

ニオイタチツボスミレ【すみれ料】

 樹林下の落ち葉の中など、明るく乾いたところに生えます。花は濃い紅紫色で中の白いところに、濃い紫色のすじがあってコントラストが鮮やかです。丸みのある花びらが重なり合うようにして咲き、華やかでほのかに香ります。
 葉の茎が伸びる前に、葉むらの間から毛のある花柄を立て、たくさんの花をつけます。葉は卵形できょ歯があるが、花の後の茎葉は細長くなります。

ニリンソウ【キンポウゲ料】

 春の花が咲きそろう頃、この花もあちらこちらに白い群落を作ります。
 花が二輪咲くので二輪草。一輪しかないように見えるのは片方が遅れて咲くため。
 きんぽうげ科の植物はほとんど有毒ですが、これは珍しく無毒で食べられます。けれども、トリカブトの若芽と似ています。

ノコンギク【キク料】

 山の緑、田のあぜ、水路のわきなど普通に見られ、9〜11月薄紫色の花を多数咲かせます。ヨメナとともに日本の秋を彩る代表的な野菊です。
 ヨメナとの違いは、葉には毛が多くざらつくこと、頭花は数が多くかさを広げた形に並び、冠毛が長いので裂いて見ると人目で見分けられます。