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自慢の特産品

自慢の特産品

いちご栽培農家(広報誌バックナンバーより)

本当にやりたいことを今から出来るのは幸せ
     伊藤匠さん(恵那市三郷町) 2012年2月号掲載
  「きめ細かな技術でのびしろをまだまだ工夫出来る。いちご栽培はやりがいのある仕事」と話す伊藤さん。24歳で就農して、3年目です。
 幼い頃、いちご栽培をしていたおじいさんの姿を見てきたことが、就農のきっかけとなりました。中学生で「農家になる」と決心し、高校卒業後、茨城県にある鯉渕学園の農業経営科に進学。4年間、農業のノウハウを学びました。
 卒業後の1年間は、いちご栽培の本場である栃木県のいちご農家で研修。ふるさとに帰ると、おじいさんのハウスを整備して就農しました。
 「まずは10a当たり3.5tの収量を得るのが目標。いずれはお菓子屋さんと出荷契約もして、イチゴを卸したい。イチゴ栽培が軌道に乗ったら、ブルーベリーも栽培したい。そのためにも、認定農業者としてしっかりやっていける所得を上げることが目標」と話し、堅実に将来を描いています。
 現在はJAや東美濃いちご生産協議会の仲間たちと、研修会や目揃え会を通して栽培や出荷基準について学んでいます。
 「若いうちから仕事を積み重ねていくことで、豊富な経験や技術を栽培に注ぐことが出来る。定年退職後に就農する人が多いなか、本当にやりたいと思ったことを今から出来るのは幸せ」と伊藤さんは笑顔で話しています。

寒さによる糖度の高さが自慢
AコープやJAグリーンでも販売

 「東美濃地域のいちごの強みは、寒さで糖度が上がること、じっくり育ち、実がしっかりしていて、食べ応えがあること」と伊藤さんは話します。
 伊藤さんをはじめ、東美濃いちご生産協議会(14戸)の会員が栽培したいちごはJAに出荷され、Aコープ店やグリーンセンター、その他の小売店で販売されます。



【プロフィール】

いとう・たくみさん:10aのハウスでいちごの土耕栽培に取り組む。
12月~6月が出荷シーズンに当たり、1日平均60パックをJAに出荷している。平成24年はさらにハウス1棟を増設する予定。

大粒で色も良い美味しいイチゴを出荷し続けたい
     今井栄子さん(中津川酢中津川) 2011年2月号掲載
   昨年まで、夫の利計さんが仕事に出ていたため、兼業農家だった今井さん夫婦。現在は2人で農業中心の生活を送っています。
 利計さんの手を借りる時もありますが、イチゴは栄子さんが主体で作っています。土耕栽培で作る栄子さんのイチゴは、大粒で色も良く、甘くて美味しいと出荷先のJA中津川グリーンセンターでは人気の品です。
  3月から親苗を畑で育て、7月いっぱい掛かって2700株をポットに植え替えます。9月中旬にはハウスに定植、冬はハウス内の温度管理や芽かき・葉かきと、1年中イチゴに付きっ切りの栄子さん。
  冬でも太陽が照ると、ハウス内は40度以上になることもあります。ハウスを開けて温度調節をするため、栄子さんは「気軽に外出も出来ない」と言いますが、その分、イチゴにはたっぷりと愛情が注がれています。
 直売のため、「ウチは真っ赤に熟してからしか出荷しない」と言う栄子さん。熟したイチゴは早く食べないと傷んでしまうイメージがありますが、消費者の手に渡った後でも2日は日持ちをするという栄子さんのイチゴ。
 「日光が均等に当たるようにイチゴをひっくり返したり、夜間も暖房設備を充実させて温めなければいけないけど、一人じゃ全てに手が回らない。ウチではイチゴの生長に任せてのんびり育てているから実が赤くなるまでに時間が掛かって、甘味が十分に乗り、日持ちもするのかな」と、栄子さん。利計さんも「水もやり過ぎんようにしているから、それが甘さの秘訣じゃないかな」と、隣で笑います。
 ハクビシンやイノシシ、ハトの鳥獣被害にも悩まされているという2人ですが、自然の力に任せながらのんびりとイチゴ作りを続けています。
 「温かいハウスの中で作業すればいい運動にもなるし、体が動くうちはイチゴ作りを続けたいと思う」と栄子さんは話し、利計さんは「ウチのイチゴは中津川で一番美味いイチゴやと思っとる。皆が美味しいと食べてくれるから頑張れる」と話し、応援しています。
 「特別なことは何もしていない」と話す2人ですが、5cm程と大粒に育つイチゴ。丁寧にパック詰めにされ、今日も店頭に並びます。


【プロフィール】

いまい・えいこさん: 夫の利計(としかず)さんとともにイチゴ3a、水稲5a、トウモロコシ5a、菊ごぼう3a、その他自家野菜を栽培している。