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自慢の特産品

自慢の特産品

トマト栽培農家(広報誌バックナンバーより)

目標は先輩達に追いつくこと
     白金眞克さん(恵那市山岡町) 2011年8月号掲載
 「2年やってみて、基本は土づくりだということに改めて気付かされた。先輩に近づくには、自然のものを利用した堆肥作りも必要になるだろうな」。スイートコーンやにんにくなども栽培している白金さんですが、今後は「トマトに出来るだけ集中したい」と話します。
  “水をやる”とひと口に言っても、土の状態や質、天候、トマトの樹勢を見て、いつ、どのくらいやるのか…と奥が深い農業。
 「1年目は、とにかくマニュアル通り精一杯やるだけ。2年目は肥料をやり過ぎて木だけ大きくなって。3年目、やっと樹勢を見ながら、トマトの変化には気付くけど、それで何をしたら良いのかは、まだまだこれから」 経験と観察眼を磨いていくのはこれからです。
 白金さんは、恵那市が開いている「やる気発掘ゼミ」に2年間参加。岐阜県の飛騨・美濃じまん農産物育成支援事業の支援を受け、ビニルハウスを建設し、就農しました。
 就農後は、東美濃夏秋トマト生産協議会の先輩農家やJAのアドバイスを受けています。
 春から秋にかけて、生活のリズムはトマトが中心になり、余裕が無いと言う白金さん。夏と冬のメリハリのある生活、そして何より、「もの(トマト)が出来上がったときの楽しさがあるから、続けられると思う」と話します。
 借地を含めた85aで米作りもしていますが、農業委員を務めた昨年からは特に「地域の農地を守るために農業を続けていきたい」という思いが強くなったと言います。山岡町にんにく組合の副組合長も務める白金さんは、「にんにくは小さな面積からでも始めやすく、年をとってからも作りやすい作物。恵那市の特産品になれるよう一緒にやってみませんか」と呼びかけています。



【プロフィール】

はっきん・まさかつさん:2009年から13.8aのハウスで夏秋トマトを栽培するほか、水田85aでコシヒカリを栽培する。山岡町トマト組合、山岡町にんにく組合では副組合長を務める。現在、JAひがしみの管内の夏秋トマト農家が栽培するトマトは、主に2種類。比較的甘味があり、ピンク系の色をした桃太郎と、樹熟が特長で元気な赤色をした麗夏です。 白金さんは両方のトマトを栽培しています。




僕が社長で、妻が専務 二人三脚で頑張っているよ
     三宅哲夫さん・千里さん(恵那市串原) 2012年4月号掲載
 三宅さんは8年前、早期退職して「何か自営業を」と考えた結果、1年間の準備期間を経てトマト栽培を始めました。
 その栽培方法は、JAひがしみの管内では珍しい樽栽培。スチロール製の樽に入れたヤシガラにトマトの根を張らせ、溶液で栽培します。技術的に成熟するのに経験を要する土作りを初めから飛ばして、三宅さんは思い切って施設に投資しました。
 三宅さんのトマトの出荷期間は、夏秋の作型で栽培される通常のトマトよりもかなり長く、5月末から翌年の1月いっぱいまでです。JAの選果場が稼動している夏から秋にかけては選果場に出荷し、それ以外の期間はAコープ店や直売所でトマトを販売します。
 冬にかけて採れるトマトも、じっくり育つため、旬ではないが味が良いとして人気を得ています。
 農業経営について、「最初にそろばんを弾いたほど、簡単ではないこともわかってきた」と話す哲夫さん。千里さんのことは、「自家選果を行っているが、基準がシビアで頼りになる存在。僕が社長で妻が専務だよ」と話し、笑います。
 トマト農家の中でも、2人揃ってハウスにいることが多い三宅さん夫婦。品種や栽培方法の組み合わせ方を毎年工夫しながら、2人3脚で頑張っています。


【トマトの苗】

三宅さんのハウスでは、3月上旬から新しい苗の育苗が始まります。4月上旬は樽への定植作業の真っ最中。 農家にとって、ハウスの中で、新しい苗が日差しに輝いている光景は「さあこれから!」と気合が入る瞬間です。
三宅さんのトマトは5月下旬から、串原温泉ささゆりの湯入り口のマレットハウス直売所やAコープ店へ出荷しています。



【プロフィール】

みやけ・てつおさん&ちさとさん:2006年から17aのハウスでトマト栽培を始め、7年目。哲夫さん、妻の千里さんはじめ4人で4,440本のトマトを管理する。当JA管内では珍しい樽栽培で、スチロール製の樽に入れたヤシガラにトマトの根を張らせ、溶液で栽培している。