センチピートグラス種子吹付作業
JAひがしみの管内では、担い手の草刈り作業の負担軽減を目的に、畦畔の省力管理技術としてセンチピートグラス種子の吹き付けが進んでいる。2017年度はJA管内の2ヵ所で約1,6㌶、18年度は4ヵ所で約3㌶に吹き付け作業を行い、面積を拡大させた。
同JAでは新たな担い手の育成・支援として、「管内の農地の集積・集約と環境保全・省力化農業」を強化している。その中で畦畔の管理において草刈り作業は労力を浪費し、農作業事故を発生させる原因にもなっていた。そのため、JAでは繁茂すれば雑草の育成を長期にわたって抑える「センチピートグラス」に着目。種子を吹付植生させることで、平均年5回必要な草刈り作業を、1回に減らせる見込みだ。
試験的に2016年度は0,2㌶、17年度は0,8㌶に吹付作業を実施した中津川市の農事組合法人「はちたか」は、18年度から本格的に取り組むこととなり、1,2㌶に拡大。7月3日から6日にかけて吹付作業を実施した。代表の西尾康博さんは「草刈の回数が減り、作業が大変楽になった。今後も継続したい」と話す。