夏秋トマト出荷最後の一玉まで/中津川市夏秋トマト生産組合

栽培管理について熱心に意見を交わした研修会

JAひがしみの管内で、夏秋トマトの出荷が終盤を迎えた10月20日、中津川市夏秋トマト生産組合は栽培を振り返る研修会を開いた。組合員とJA、関係者18人が参加した。

今年は7月の長雨と8月初旬からの高温など難しい気象条件の中での栽培管理となった。参加者は同JA管内で、シーズンを通して出荷が堅調だった2戸の農家を訪問。肥培管理や3Sシステムによる栽培、6月定植の晩期作の経過など技術情報について熱心に意見を交わした。

同組合で生産する「麗夏」は赤熟系品種で消費者からも人気の品種だが、気温の低下により着色の遅れが出やすい。そのため、サイドビニールを降ろすなどハウス内の保温に努め、灰色かび病対策として葉かきと防除などを励行し「最後の一玉まで粘る」栽培管理について確認した。