日本農業賞集団組織の部・㈱岩村営農が優秀賞/女性と若者の活躍など評価

日本農業賞で優秀賞に輝いた(株)岩村営農の社員ら

第50回日本農業賞の集団組織の部で優秀賞に輝いた(株)岩村営農(恵那市岩村町)の表彰状授与式が3月16日、JAひがしみの本店(中津川市茄子川)で行われた。
同社は、若者が働きやすい環境づくりに力を入れ、スマート農業を取り入れるなどして中山間地の米作りをけん引しているとして評価された。2008年4月に設立し、岩村町を中心に約70㌶で米作りに励む。社員8人のうち3人が女性、また、年齢も20代が3人いる若い組織となっている。農繁期でも土日の休みを確保したり、農閑期の冬場も施設の修繕作業などの仕事を確保して年間を通して働きやすい条件を整えている。
表彰式には杉浦榮治代表取締役ら全社員8人が出席し、JA岐阜中央会の松永政人専務理事から表彰状を受け取った。杉浦代表は「社員の生活が成り立つように、地域の農業を守れるように今後も続けていきたい」と話した。JAひがしみのの細江成徳代表理事組合長も「全国での表彰は大変うれしい。他の営農組織の目標になる存在になる」とたたえた。
日本農業賞には集団組織の部で全国の91の団体が応募。優秀賞は大賞と特別賞の計4団体に次ぐ評価で、(株)岩村営農を含め4団体が選ばれた。