恵那の自然薯 出荷本番/色味も良く、品質も上々

出荷規格を確認する生産者ら

JAひがしみのと恵那自然薯(じねんじょ)生産組合は11月20日、同JA東野営業所で、本格的な出荷を前に出荷目揃え会を開いた。同JAや同組合、県恵那農林事務所から12人が参加し、出荷規格や化粧箱への詰め方を確認した。
今年は7月の長雨と8月からの乾燥の影響で、出荷量は例年より1、2割少ない約680㎏程度を予測している。色味は良く、品質も上々だ。90cm前後の自然薯約1㎏を化粧箱に入れ、同JAグリーンセンターで3240円(税込)で販売。12月下旬まで3950円(送料・税込)で全国発送もする。
同組合は6戸が約30㌃で栽培。全量をJAに出荷し、贈答品に根強い人気がある。環境に配慮した「ぎふクリーン農業」を取得し安全・安心な生産に加え、共同施設で種芋の一部を生産するなど品質の向上に取り組んでいる。
同組合の森川哲幸組合長は「肥料を3割削減し有機質を多く使用しているので、自然薯独特の甘みがあり粘り気が強いのが恵那の自然薯の特徴。天気の良い日を選び、傷を付けないように掘り、水洗いをし、切口や折口を十分に乾燥させることを申し合わせ、品質の向上を目指している。贈答用の他に普段使いとして買いやすい600㌘入りの小箱もあるので、地元の人にも食べてもらいたい」と話す。