高品質の栗出荷順調
天候の影響で量は少なく
JAひがしみの管内で栗が出荷シーズンを迎え、東美濃栗振興協議会の192人が高品質な栗の出荷に励んでいます。8月31日に開かれた目ぞろえ会では同協議会の原善治会長が「この地域は栽培技術を礎として全国的に見ても反収が高い地域。生産、消費の両面で日本一の産地を目指そう」とあいさつしました。例年は130㌧ほどがJAに出荷されますが、今年はイガの付きが少なく、収穫量は例年よりも少なくなる見込みです。選果場のほか、渋皮がぽろっと剥ける「ぽろたん」は数量限定でインターネットでも販売し、好評です。
同協議会とJAでは、栗を新たに栽培しようとする人を募集し、年間6回にわたる「栗新規栽培チャレンジ塾」を開いています。塾では、産地の概要や栽培技術、経営について座学と実習で学ぶことができます。また、後継者対策として、関係機関と連携して、栗園の担い手をマッチングする園地流動化のしくみや、剪定作業を委託できる制度なども整えています。栗栽培に興味のある方や、栗園の管理でお困りの方はJAのアグリセンターへご相談ください。