夏秋トマト出荷スタート
東美濃夏秋トマト生産協議会が生産する夏秋トマトの出荷が6月下旬よりスタートした。2018年度は春先の天候に恵まれたものの、定植後の夜温が低く、やや生育が鈍り、昨年より若干遅い出荷となった。11月中旬までに主に京都、岐阜、名古屋市場へ前年比6%増の1,768㌧の出荷を見込んでいる。
同協議会は現在133戸が「桃太郎」と「麗夏」の2品種を約19,3haで栽培している。同JA管内での夏秋トマトは中山間地の冷涼で昼夜の気温差があることを活かし栽培され、色・食味・品質ともに優れた品質が市場から高い評価を得ている。仲間づくりや意識統一のために新規栽培者に向けた研修施設での就農支援や若手の生産者を対象とした交流会なども積極的に行っている。今年度は独自の生産工程管理「ひがしみのGAP」から、農水省ガイドラインに準拠した「岐阜県GAP」に切り替え、産地としてのレベルアップを目指す。
6月28日に中津川夏秋トマト選果場で開かれた目揃え会には、生産者や市場、行政、JA関係者など約60人が集まり、販売情勢や出荷規格、出荷方法を確認した。同協議会の鷹見豪会長は「安定した出荷で高品質な美味しいトマトを消費者に届けよう」と呼びかけた。