コロナ禍の農業対策探る/JA役員と中津川市議が意見交換会
JAひがしみのと中津川市議会は8月12日、JA本店で意見交換会を開いた。同議会議員がJAから新型コロナの影響と現状を聞き取るとともに、今後の対応策を話し合うのが目的。当日は、同JA役員と営農担当職員5名と同議会産業建設委員会の議員6名が意見を交わした。
議員からは穀物や園芸品目、畜産業における現状とJAの取り組みについて質問があった。同JAの後藤芳弘営農経済担当常務は「米については、消費者へ地産地消を呼びかけている。畜産では、海外からの観光客が激減したことで大きな影響を受けている。行政をはじめ市民に対し、さまざまなPR活動を通じて消費を呼び掛けている」と取り組みについて説明した。
同JAの細江成徳組合長は「いまだ収束のめどが絶たない新型コロナウイルスの影響はこの管内の農業にも大きなダメージを与えている。JAと行政が協力して少しでも農業が活性化するように努力したい」と話した。
現在、同JAでは導入促進対策事業として導入肥育もと牛のJA手数料の半額免除を、同市では出荷肉牛の輸送費助成などの支援を行っており、今回の意見交換は今後の施策に生かされる。