草刈り省力化に期待 「はちたか」へ愛知から視察
中津川市福岡の(農)はちたかが管理する圃場で10月15日、センチピードグラスの吹き付け畦畔の視察が行われた。視察に参加したのは愛知県西三河農林水産事務所や行政、JAの関係者ら15名が訪れた。
同法人はは地域の農地を集積し作付面積が57・4haと規模拡大が進んでいる。畦畔管理の省力化を目指し、平成28年から岐阜県の補助事業を活用し20㌃でセンチピードグラスを試験的に導入。平成30年まで毎年、新たに基盤整備した場所種子を吹き付け面積を増やし、合計1.2㏊の畦畔に広がっている。
草刈り作業は通常、年5回程度行うところを、センチピードグラスにすることで2回に抑えられている。
種子の吹き付け1ヵ月前に除草剤の散布と立ち枯れ雑草の刈り取りと焼却、コケが残るためその処分を行い、播種直前にもう一度除草剤を散布する。種子流出を防止するため、畦畔に溝入れをしたり川砂をまくなどして対策を取る。
視察の参加者は「吹き付け前の準備や注意点、吹き付け後の管理についても話が聞けて参考になった」と話した。