栗選定士認定式

東美濃栗振興協議会のは栗の剪定技術やブランド力の向上による農業生産の拡大を目指し、2010年度から「栗剪定技術認定制度」を設けている。4月20日にJAひがしみの本店で、2017年度の認定証書授与式が行われ、6人が新たに「剪定士」に認定された。
同制度は恵那農林事務所や中山間農業研究所中津川支所、同JA等で構成される指導委員会が審査し、認定基準に達すると認められたものに対して同JA足立能夫組合長が認定する。資格区分は「低樹高・超低樹高栽培」の基本的な知識・技術をもつ「剪定士」、剪定士としての技術を他者へ指導することができる「指導剪定士」、剪定での優れた技術と知識を有し他の模範となる「名人剪定士」に分けられる。今回の認定者を含め、現在までに剪定士43人、指導剪定士19人、名人剪定士6人となった。
同協議会は「さらなる生産拡大・産地維持を図るべく、新規栽培者の確保と新たな担い手への栽培技術支援を継続していく。新たな剪定士の育成と認定制度の活用で、高品質な栗栽培技術を継承したい」と話した。