秋の味覚 東美濃産栗の出荷始まる
JAひがしみの管内で、栗の本格的な出荷が始まった。9月2日には、東美濃栗振興協議会とJAが同JA東野営業所で栗の出荷目揃え会を開いた。
新型コロナウイルス感染予防のため、参加は新規出荷者に絞り、関係者合わせて約30人が参加。果実温度が上がらない夕方や早朝に完熟して落果したものを拾い収穫すること、家庭選果を徹底し品質を高めることなどを確認した。
JAの村田隆明栗選果場長は「病気については圃場の水はけを改善したり、周辺の雑草防除によって予防できる場合もあるので栽培技術の面でも相談してほしい」と呼びかけた。
東美濃栗振興協議会では173戸が栗を栽培しており、約130㌧がJAへ出荷される。地域は栗きんとんをはじめとする栗菓子で全国的に知られ、地元菓子店から地元産の要望が強い。
今年の生育は8月に入ってからの乾燥の影響が心配されるものの、着毬数は昨年度対比で37%増。8月25日から早生品種のえな宝来、丹沢などの出荷がはじまっている。