農事組合法人福寿の里設立総会
恵那市上矢作町の営農組合が、2月27日、農地の管理と維持に向け「農事組合法人福寿の里」設立総会を開き、組合員や行政、JAひがしみのなど関係者19名が出席した。
同地区は、山林に囲まれた中山間地であり水田は平場に比べ小さく、傾斜もあり圃場条件は恵まれていない。平成17年に地区内の4つの営農組織を統合し福寿の里営農組合を設立、水稲を主体とした作業受託組織として取り組んできたが、農業者の高齢化、農地の荒廃が進む中で、平成22年頃から地区内全域での農事組合法人の設立を目指し、協議を重ね設立に至った。
同法人は各地区の代表9名を組合員とし、令和2年度は利用権設定面積と作業受託面積で約40ha、地区内の約4割を水稲を主体として事業を行う予定だ。
安藤菊男代表理事は「JAや行政の指導があって、念願の農事組合法人が設立できた。今後は若い世代が農業に関われるよう、スマート農業を導入し活気ある組織運営を確立していきたい」と話した。