JA独自に所得安定対策/概算金1表200円上乗せ
新型コロナウイルスの影響で全国的に米の概算金が下落していることを受け、JAひがしみのは20年産米概算金支払いの際にJA米1俵(60㌔)当たり200円を上乗せして払う独自の所得安定対策を打ち出した。厳しい販売環境が見込まれる中、農家の所得と経営の安定、今後の生産意欲につなげたい考えだ。
この対策は、JAが集荷した20年産米の中で、地域の主要品種であるJA米「コシヒカリ」が対象。20年9月の集荷開始から21年3月31日までが対象期間となる。対策予算として500万円を計上する。
県内JAではそれぞれ、20年産米概算金を決定しており、東美濃地域JA米「コシヒカリ」概算金は12,800円(1等米・1俵)となっている。同JAでは全ての等級で一律200円を上乗せする。
細江成徳組合長は「厳しい販売環境が予想される中、JAに出荷していただくことで所得安定と経営安定を後押ししたい。今後の生産意欲にもつながるよう応援したい」と話す。